大阪都構想の投票結果について

落ち込みました。

こんなにはっきりとした内容、情報も十分に開示されてるのに。

反対派のデマを真に受けて、そのまま反対に投票した人も多いようです。

NHKのニュースで、大学生ぽい女の子が、
「市のお金が府に流れるのは違うと思うし」と言ってました。

もう基本の基本が間違ったまま。
市は府の中にあるから。
「市内」は大阪市、「市外」は大阪府って割り振りおかしいでしょ。
大阪府大阪市だから。

大阪市民は、他の県の当たり前を知らないから、
そういう認識が刷り込まれてるんですね。

私は兵庫県生まれだから、この部分はすぐ納得できましたが、
ネイティヴ大阪人の方には確かに理解し辛かったのかもしれません。

投票率の高さから、通常の選挙よりも関心が高かったことはうかがえますが、
まだまだいけたと思います。

あと1万票あれば、あと0.5%の人が賛成投票してくれたら、
と思うと本当にくやしい。

統計を見ると、70代以上の割合が高く、
お年寄り向けの結論になってると感じます。

橋下さんはずっと未来のビジョンの話をされていました。

反対派は、今現在の話をしていました。

お年寄りにとって自分のことだけ考えると、
今重視になりますね。

そういう結果だと思います。

若い人がもっと自分のこととして興味を持たないと、
未来志向の政策は成らず、今重視のバラマキを中心にした政策ばかりになってしまいます。

松前市長の、ただ自分の側が勝ったということだけに対する
中身のない喜び方を見ても、そこに未来はないと感じます。

反対派は、ただ勝った、よっしゃ、だけではおかしいですから。

勝ったからには、都構想ホンマにやらんで良かった、
ちゃんとこっちでも改善できたわ、
と、賛成に投票した人達も納得させる責任があります。

大阪を良くしたいか、良くしたくないかと問えば、
反対派も良くしたいと思ってるはずです。
既得権が動機でない人にとっては。

大目的は同じで、その手段を問う選挙だったのですから、
目的に向かって、行動していってほしいと思います。

結局、二重行政は大問題なので、
市を区に分割しないとしても、
広域行政との役割分担くらいは絶対やらないといけないでしょう。

今回の選挙で、市民の意識、知識は高まったので、
そういう意義は十分にあったと思います。

橋下さんは引退されますが、
任期までは、現行の政治を詰めて、
宿題をたくさん残していってほしいです。

引退後もモノが言えなくなる訳ではないので、
バシバシ絡んでいってほしいと思ってます。